前立腺肥大症

尿の勢いが弱い、何回もトイレに行かなくてはいけない、行ったのにすぐまた行きたくなるなどの尿の症状が出ている場合、男性の場合は前立腺肥大症の可能性があります。
一般的にはお薬を飲むと症状は改善しますが、薬を飲んでも改善しない場合は手術が必要となります。

前立腺がん

前立腺がんは50歳を超えるとリスクが上昇します。2018年には男性のがんとして胃がん、大腸がん、肺がんを抜いて前立腺がんが罹患者数第一位になっています。
前立腺がんは他のがんと比較して進行が遅いイメージがありますが、進行が速いタイプや、悪性度が高いタイプもあります。早期発見できれば、治療の選択肢も患者様に合わせることも可能ですので、これまでPSA検査を受けたことがない方も、お気軽にご相談ください。

急性前立腺炎

前立腺に細菌感染することで起きます。症状としては排尿時の痛み、発熱、尿が出づらい等があります。抗生剤の点滴や内服で治療します。時に尿が全く出なくなる時がありますので、その際は一時的に尿の管を入れます。

慢性前立腺炎

細菌感染がなくても起こる病気です。長期間座っていることで前立腺が圧迫され血流が悪くなり炎症が起きます。陰部の痛みが無くても、足の付け根や下腹部の違和感の症状だけ出ることもあります。お薬で治療しますが、治療中も日常生活では座るため、なかなか治りづらい病気です。

尿管結石

腰から背中にかけて急激な痛みがでた場合、また血尿がでた場合は、尿管結石を疑います。
尿検査、画像検査で尿管結石を診断します。自然に排石できる大きさであれば水分摂取と薬を飲んでいただきます。大きい場合や自然に排石されない場合は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的尿管砕石術(TUL)などの治療が必要となる場合もあります。